建築夜話を聴く
ヒルサイドフォーラムで開催中の 槇文彦展「光、素材、情景 Light, Materiality& Scenery 」 に因んで企画された、建築家 槇 文彦氏の「建築夜話」を聴講してきました。
これは、クラブヒルサイドの「目利きが語る“私の10冊”」としてシリーズ化されているセミナーの一つ。
会場には、おそらく100名程度来ていたように思います。
目の前で槇氏の話を聞く機会なんてそうはないので、約90分という時間はホントに貴重な経験でした。
「槇氏ご自身が経験しつつある建築・建築設計をめぐる様々な今日的諸様相について、時に最近読んだ本からも適宜引用しながらお話をすすめていただきます。」という趣旨のもと、「槇氏の最近の建築設計についての話」と「言葉に関する話」が絡みあいながら進行していき、最後は、グローバリゼーションについての話へ。
以下、当日のメモ帳より幾つか…。
「昔のコンペは様式の中での競い合いだったが、現代は何でもありな時代。」
「常に世相を反映しながら、物はできていく。」
「これからは、言葉が大事になる。」
また途中何度か、建築家を医師、弁護士と比べて、その違いを話されていたのが印象的でした。
「建築家は人がHappyな時に活躍できる」(医師、弁護士は人が困難な状況のもとに活躍することに比べて)
「建築は評価が曖昧なプロダクト(だから我々も楽している部分もある)」(医師、弁護士は、行動の後には明らかな結果がでることに対して)
先ずは、建築夜話の中で教えてもらった書籍の幾つかを読み始めていきたいと思います。
壽初春大歌舞伎
2月です。今さらですが…。
先月、取り壊しのため、今年の4月で公演が終了する歌舞伎座で、新春歌舞伎を観てきました。
両親を連れての鑑賞でしたが、二人とも、満足してくれた様子。
ここ歌舞伎座には、僕が生まれる前、まだ二人が付き合っている頃に二人で三波春夫ショーを観に来たことがあったとか…。
僕自身は初めての歌舞伎座、初めての歌舞伎鑑賞でしたが、イヤホンガイドを借りて観たところ、休憩を挟んでのアッというまの5時間でした。
歌舞伎座も、雰囲気があって、素敵な芝居小屋でした。
歌舞伎座さよなら公演
壽初春大歌舞伎 昼の部
春調娘七種
梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場
歌舞伎十八番の内 勧進帳
秀山十種の内 松浦の太鼓

ルイス・バラガン邸をたずねる
先週末で終了してしまいましたが、ワタリウム美術館の「ルイス・バラガン邸をたずねる」(2009年9月9日-2010年1月24日)を観に、外苑前まで行ってきました。
途中、リブロ青山店へ立ち寄り、「Arne/アルネ」 の入手困難なバックナンバーを3冊購入。
このバックナンバーの販売は、2月いっぱいまでだそうです。
さて、「ルイス・バラガン邸をたずねる」は、メキシコの建築家ルイス・バラガン(Luis Barragan / 1902-1988年)の邸宅(2004年に世界遺産へ登録)の家具や絵画が持ち運ばれ、部分的にですが室内空間も再現されていました。
美術館のスペースの都合上、展示のヴォリュームには少し物足りなさも感じましたが、写真や映像でしか触れることができなかったバラガンの空間の断片を、肌で感じることができた気がします。
個人的に一番印象に残ったのは、バラガン2度目のヨーロッパ旅行でコルビュジエに出会った際の、サヴォア邸などへの行き方を示す地図やスケッチ、オーナーへの紹介状などが、コルビュジエ直筆によって書かれた手紙(1931年11月30日)。
コルビュジエの事務所名と住所が左上に印刷されたシンプルなそのレターヘッドは、丁寧に四ツ折にされた折り目が残されていて、その僅か10分ほどのやりとりの後に、バラガンのポケットに大切に仕舞われたのだろうな…なんて想像をしたりしてみます。
